どーも、旅行大好き小川フクロウです。
シドニー旅行記①では、本当に様々なことがありましたね。
さて、それでは苦難の旅路の続きを書き記していきます。
シドニー旅行記①のハイライト
- 羽田で遅延、乗り換え失敗。
- ホテル行こうと思うが、荷物も振替チケットもない、ホテルは後回し。
- 振替便チケットゲット、荷物ゲット。
- 大学生2人と別れ、振替便まで20時間どうするか。(今ココ!)
目次
北京空港で乗り換え失敗、残20時間をどうするか。
とりあえず、空港の片隅で時間を過ごすとしよう。
花壇に腰かけ、荷物にもたれかかり、気持ちを落ち着かせていく。...尋常じゃなく寒い。
wi-fiは繋げないし、疲れすぎて眠いけど眠れないモードに入っている。
この状況下で残り20時間を過ごすのは、どう考えても精神的に堪えきれない...。
空港に戻ってこれるか凄く不安だけど、とりあえずホテル連れてってもらおう。(今は朝5時くらい)
さっきのエアチャイナ受付カウンターに戻り「またお前?」みたいな顔されたが、
ホテル行きのワゴンをチャーターしてもらい、案内役の「両津勘吉に似たお兄さん」が迎えにくる。
狭いワゴンの中には白人のお姉さんが2人。僕と同じような境遇なんだろうなぁ。
とりあえず、空港から離れることがとても心配だが、ホテルへGO!!
ホテルへ到着。金航線国際大酒店。
そんなこんなで少しだけ余裕が出た小川、北京の風景を横目にホテルへ向かう。
なんて思っているうちに、金航線国際大酒店というホテルに到着した。
出典:トリップアドバイザー 金航線国際大酒店Jinhangxian International Business Hotel
ホテルの受付の人たちは、それはもう慣れたもんよ。
俺の振替便のチケットを見て、速攻で部屋を押さえてくれて、
受付の人「何時に行けばいいから、何時のバス予約するよ!あと飯ただで食えるから!103号室ね!」
と、バンバン必要な情報を簡潔に教えてくれる。
どんなホテルなのか不安だったが、ここは安心できる!
お部屋へGO!まだ試練は続くのか...。
用意された部屋のドアを開くと、そこにはぐっちゃぐちゃに散らかったベット、水浸しになっているトイレとお風呂場。
これは一体どういうことだ、こういうもんなのか、清掃とかは入らないのが基本なのか....。
立ち尽くし、これまでの人生を反省すること3分。
血相を変えた受付のお兄さんが部屋へやって来る、「ごめんごめん、部屋間違えたよ笑」
......。まぁ、、しょうがないここは異国だ。紳士的に行こう。
ということで、新しいお部屋を用意していただき、シャワーを浴びて、飯食って、一眠り。
やっと、やっと、やっと眠りにつけた。しかしホテルのWi-Fiも繋がらんな。中国はsimカードが必要なんだっけ?
本当に最後の難関、出国の手続き
さてここに至ってもまだ、小川には不安が残っている。
振替便を予約した際に渡されたのはチケットではなく、「業務用のレシートみたいな簡素な伝票」だったからだ。
疲労回復した僕は冷静な判断力を取り戻している、ゆえに気づいていたのだ。
「これは絶対に出国カウンターで一悶着あるだろう」ということに。
当然、予防策を打つ。
搭乗時刻の2時間前に空港に着くバスをチャーターしてくれたが、このバスでは絶対に間に合わない。(シドニー行きのフライトは0時くらい)
そう確信した僕は、「4時間前に空港に着きたいからバス乗せて」と受付の兄ちゃんに伝え、一足早くチェックアウトした。
夜の北京の街並みは、味がある。
ワゴンの中には、バックパッカーらしき白人のお兄さんたちが何人か。
街中の古臭いネオン、埃っぽい空気、ワゴンの荒々しいエンジン音が心地よい。
とても好きな雰囲気だ、このままずっとここに......はいたくないけど。
さて、ロマンチックモードはこの辺りで終了とし、空港へ到着!
やはりな!俺の予想通りだった!
軽く腹ごしらえをして、搭乗時刻の3時間前にエアチャイナのカウンターへ並ぶ。
中国人の方々で大行列になっており、ちょっと時間かかりそうだ。
ついに時は来た、僕の番だ。
この時のために考えておいた「これは振替チケットだよ」って英語をなんとか伝える。
カウンターのおねぇさんは意図を把握してくれたのか、どこかに電話をかけ出す。
そして塩梅は、、、あまりよくなさそう...。あきらかにもめている。
電話を切ってはまた電話をかけ、電話を切ってはまた電話をかけ、非常に難しい顔をしている。
このやりとりの間、行列になっている50人近い出国者たちからの強烈なプレッシャーが背中に刺さる。ヒリヒリする。
...すみません...。
薄着の服装に、ネックピローをクビに巻き、長時間座ってもお尻が痛くならない用シートを片手に持ち、まぬけな面で立ち尽くす。
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状況はなかなか進展しない。待ちかねた中国ファミリーの子供たちが、小川を茶化しに来る。
じろじろっと物珍しいものでも見に来るかのように僕を眺め、何かをつぶやき、後ろへと戻って行く。
尋常じゃないため息の数。冷や汗タラタラ...。
だがしかし、ここを乗り切ればミッションはコンプリート。
今こそが小川フクロウの人生の醜態生、間違えた、「集大成」なのだ!
これ乗り越えたら、俺は勝ったも同然!
もうここまでの道のりで荒波に揉まれて来たんだ、俺はこんなところじゃ負けられねぇんだわ。
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その時はついにやって来た!!
ふと、おねぇさんがため息と共に、あーもうわかった、仕方ないわ。って顔で電話を下ろし「OKOK!」と言いながら、PCに情報を入力し始めた。
大行列の圧を一身に背中に受け、待つこと1時間。俺は勝った。
ついにチケットが発券、荷物を預かってくれた。
凄まじいプレッシャーから解放され安堵。
気が抜けて更にまぬけな面になってしまった俺は、状況を友達に伝えておきたいと考えた。
気持ちに余裕ができたので、simカードを購入してみる。使い方わからないけど。
なんか安いのと高いのある、どれにしよう。まぁ安いのでいいべ。
ガチャコン!自販機でSimカードゲット!
あれ何語だろ、ん?
よ〜く見たら「タイ人専用SIMカード」。
あああーーーー!いい加減にせえや!まじで!!!
もう持っててもしょうがないから、速攻でゴミ箱にスラムダンク。
出国ゲートをくぐった先にあるバーで、ハイネケンとウイスキーを煽りながら飛行機を待つ。
まぁもういいわ、いろいろと。シドニーに着いてからで。
そして搭乗ゲートへと進み、北京を出国するのだった。
シドニーに到着。
シドニーに到着。
wi-fiにつなぐと、尋常ではない数のラインが来ており、一連の流れを30分かけて打ち込む。
「みんなで飯食ってるから早くきなよ」と連絡があり、まずはホテルへと向かい2日ぶりのおめかし。
そして友人たちと合流し、湾沿いのオシャレなレストランでシーフードを食べながら、この旅路を延々と語るのであった。
最後に、エアチャイナで乗り換え予定の人は注意!
遅延は高い確率で起こるっぽいから、乗り換え時間は3時間以上あった方がいい。
目的地がもっと近場なら、振替便もすぐに出るかもしれないけどね。
で、万が一小川フクローと同じような状況になった時は、
荷物をまず回収(荷物が流れてくる所の近くの荷物センターで) ➡︎ エアチャイナで振替便を手配 ➡︎ ホテル取ってもらって休む(振替便がすぐならそのまま空港でもOK)➡︎ 空港に戻って来る時は絶対早めにする!
残念ながらエリート大学生は、毎回いるわけではないんです。(2人とも本当にありがとうね!)
でも、これだけ守っておけばなんとかなると思う。
あとはあれかな、ネット繋ぐにはどうしたらいいか、事前に把握しておいたほうがいい。
俺みたいにタイ人専用simカード買ってぽいする羽目にならないようにね。
以上、長文おつきあいありがとうございました!!